7月7日の七夕の日に、きのこ観察例会です。早々と梅雨が明けた今年は熱波の日々が続き、凡そきのこは出ないのではないかと危惧していましたが、幸いにも台風の影響で先週は3日ほどまとまった雨が降り、今日は晴天の下でのきのこ観察となりました。
まず早朝にキヌガサタケの様子を見に行きました。竹の小径では神々しいような朝日が差し込んでいます。
キヌガサタケの成長は遅く、例会に間に合うのではと思いました。朝6時半の状態です。
午前9時半からの例会。簡単なミーティングの後、スゴモリダンゴタケの観察から始まりました。つい最近命名されたきのこです。
東屋で資料解説している間に、キヌガサタケの様子を見に行ったところ、すでに展開し、さらに虫に根元をかじられて倒れていました。う~む、残念。しかし、見るには値します。
一行が到着した段階で講師の先生が背後の棒にもたれかけて、一応立ちました。初めて見る人も多く、皆さん感激の様子。でも、できればもう少し元気なものを見せてあげたかった。
昨日の粘菌も見ました。今日はかなり黒くなり、表面を崩すと、すす状態。ススホコリ。
赤松の枯れ木に生えるヒトクチタケ。虫が空けた穴に菌糸を伸ばすとか。また、成熟すると下に穴が空くので、きのこを食する甲虫などがそこから入り、胞子拡散のお手伝いをします。
皆さん、とても熱心に観察し、説明に耳を傾け、鋭い質問をされていました。
Photos 2022-07-07