ラベル ビロードツリアブ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ビロードツリアブ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年5月1日日曜日

セダカコガシラアブ再訪:Oligoneura sp.

セダカコガシラアブが出ている場所を再訪する機会がありましたので、再度写真を撮ってみました。先日と同様に陽光が強くて、微妙なディテールがつぶれてしまいましたが。じっくり観察することもできました。葉の上に止まると、数分間じっとして動かないこともしばしばです。吸蜜時以外の撮影には比較的たやすい昆虫のようですが、生えているぐみの木が崖っぷちで、至近距離まで近づけない場所です。1メートルほどの距離から中望遠での撮影になりました。ネットに記載がある、背中のコブの利用法で、コブの部分で花びらをこじ開けるように開いたままにして吸蜜するという動作は、今回のグミの木には当てはまらず、確認はできませんでした。

*****

葉に止まると、じっとしてかなり長い間同じ姿勢を保ち、脚で体を掃除しています。

止まったメスのところに...

オスが来て挑みかかりましたが、まったく相手にされませんでした。

それにしても不思議な体型です。



吸蜜の体勢です。

ビロードツリアブは、かなり擦れてきて、体毛も乱れたり抜けたりして、命わずか、という様子です。

Photos 2022-04-30

2022年4月7日木曜日

ルリタテハとビロードツリアブ:Blue admiral and large bee-fly

 山間の広場に春の昆虫を求めて出かけました。ルリタテハが多く飛び交っています。植樹のサルトリイバラが周囲の林縁に目立ちます。また、本格的な春の使者とも言うべきビロードツリアブにも出会えました。

 I went out to the mountain clearing in search of spring insects. Many Bule admirals are flying around. I saw several sarutoriibara in the surrounding forest edges. I also encountered the large bee-fly, which is the harbinger of spring in full swing.

*****

一見何もないようですが...


拡大すると、姿が見えます。羽を閉じると、まるで枯れ葉です。

閉じて...

開いて...

ビロードツリアブも現れました。本格的な春と訪れを告げます。

Photos 2022-04-06

2021年3月19日金曜日

ビロードツリアブ

この季節は春限定の昆虫に出会える時期です。ビロードツリアブもその1つ。名前がユニークなので覚えやすいです。ビロードのように毛だらけの体に、釣り竿のような長い口吻が特徴です。空中でホバリングして、時々花に降りて蜜を吸う。そこそこ腹一杯になると、枯れ葉などに止まって、じっと日光浴、を繰り返しています。

図鑑で調べると、幼虫はヒメハナバチ類の幼虫や蛹に寄生するとあります。のんびりしているようで、結構エグイところもある昆虫です。口吻が長いので、いろいろな花に吸蜜できる点はずいぶん有利だと思います。

今回撮影して、足がとても長いのに驚きました。体長を越える長さがあるようです。

*****


2021.03.17.撮影

2020年5月8日金曜日

静かな亀山公園

新型コロナウイルス蔓延の影響で観光客がぴたりと途絶えた嵐山の亀山公園は、この公園が本来持っている静寂を取り戻し、鳥のさえずりや蜂たちの羽音まで聞こえてくる別世界になっています。

新緑が目にまぶしく、今はモチツツジの甘い香りが漂い、コバノガマズミやクロバイの花も美しく咲いています。そんな中で出てきた昆虫たちをメモしておきます。

*****

オトシブミです。ケヤキの木の葉を丸めていました。仕事ぶりは、ゆっくりと着実。誰に習ったでもないのに、間違いがありません。


こちらはシジミチョウの仲間、コツバメ。羽根を開くと鮮やかな紺色なのですが、残念ながら開いてはくれませんでした。それにしても大きな目。

 本当に大きい!

 こちらは春限定で出てくるビロードツリアブ。なんとなくユーモラスな形をしています。特に害をするわけでもないので、アブと言っても憎めません。テリを張っているのか、こちらをにらんでホバリングしていたので、撮ってあげました。とんがった口吻はちょっと見には刺さりそうですが、花の蜜を吸って飛び回る至っておとなしいアブです。



こちらは帰りがけにミツバアケビのところで飛んできた、タイワンキシタバ。一瞬アケビコノハか!と喜んだのですが、残念。同じヤガ科の蛾ですので、特徴が似ています。後翅が黄色で、羽を広げると黄色が目立ちます。天敵を驚かす役割があるのでしょうね。

2020.05.03.撮影
2020.05.07.記述





2018年3月26日月曜日

大原探訪

晴天の下、大原野里を訪れた。道の駅で地元の野菜など買い込み、昼食をとった後、高野川沿いに散策した。この川沿いの道からは、広い田園と山裾の民家が見渡せ、大原らしい景色が楽しめる。道の駅を訪れる人は多いが、道を歩いてみようとする人はほとんどいない。もったいない話である。

道ばたには、オオイヌノフグリ、ホトケノザが咲き乱れ、モンシロチョウやキタテハが舞っていた。キジの姿や声はなかったが、ヒバリが鳴き、遠くからはカワラヒワのキョロロ、キョロロという鳴き声がしきりに聞こえていた。

白菜畑(?)の畝はオオイヌノフグリのお花畑でした。2018.03.25撮影

川端に咲いていたのはニワトコの花のようです。この時期に葉も花も見えるからには、2月初旬には芽吹いていたのでしょうか。2018.03.25撮影


長い口吻が特徴のビロードツリアブがいました。枯れ草の上に陣取って、他の虫が来ると追い払ったいたようです。縄張り意識があるのでしょうか。複眼の間が離れているとメス、接近しているとオスだそうです。この個体はオスのようです。2018.03.25撮影

脇に生えていた、ずんぐりしているけれども形の良い木はメタセコイアのようです。芽吹きが始まっています。2018.03.25撮影

上空でひとしきり囀っていたヒバリが荒起こしの済んだ田んぼに降り立ちました。いつもながら冠羽を立てた姿は変顔です。2018.03.25撮影


by harusan


大原道の駅の親子どんぶりの鶏肉は歯ごたえがあり、噛むほどにうまみがしみ出てきます。

2018年3月13日火曜日

桂川周辺散策

ホオジロがさえずる季節になりました。冬の間は、チッチッと鳴いていますが、この季節になると、高い梢にとまって、美しい声でさえずり始めます。

動画です。

テングチョウです。

これはキタテハ。

ビロードツリアブです。

ムラサキシジミのようです。

chosen by harusan






池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...