ラベル イボタノキ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル イボタノキ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年5月19日水曜日

白花2種

先般のカキノキの対岸の堤防道路にいろいろな花木が街路樹として植えてあります。いずれも年に1,2度強剪定されて形を整えられますが、この季節になるときれいな花を咲かせてくれます。

これまで確認しているものとしては、シャリンバイ、トベラ、ニシキギ、クチナシ、アベリア(ハナツクバネウツギ)そしてライラック。あと2種がよくわかりませんでしたが、今年はじめて開花している状態を確認し、調べて名前がわかりました。シロバナヤエウツギとイボタノキです。

イボタノキは三川合流でもよく見ているのですが、生育している状況が異なると全く違った植物に見えてしまいます。カキノキと同様に中途半端な知識にもとづく先入観を捨てて観察しなければなりませんね。

*****

シロバナヤエウツギです。細く八重咲きの花びらが特徴的です。


イボタノキです。私の知っているイボタノキはもっと葉が広く薄く感じます。ですが、花は間違いなくイボタです。


2021-05-18 撮影

2020年5月28日木曜日

イボタノキをめぐって(訂正があります)

(このブログエントリーを書いてから1年後に、この木がコミノネズミモチという木であることを知りました。ここに訂正しておきます。ですが、当時の私の理解を保存するために、内容自体は当時のままにしておきます。)

冬の間から「この木なんの木?」と不思議に思っていた木の正体がわかりました。イボタノキです。場所は三川合流。冬に訪れたときに、大概の広葉樹が落葉している時に、緑の葉をたたえている木が何本かありました。しかもその葉が薄い。本来ならば落葉していそうな薄く水気の多い葉が結構たくさん残っている木でした。葉は対生、丸みを帯びた小判型。いったい何の木だろうと、木をよく知った方に写真を送って尋ねると、おそらくイボタノキでは、ということでした。それを前提に、再度でかけて葉を採取し観察して、ほぼ確信していたのですが、開花に間に合って再訪することができ、確かめることができました。

そうと知って近所を歩くと、結構この木が植木、特に垣根として使われていることに気づきました。どの木を見ても、残念ながら木の名前の由来であるイボタロウ虫を発見することはできませんでした。今後の課題としたいと思います。

*****
花は一斉に咲くのではなくて、徐々に咲いてくるようです。

飛び出た2本の雄しべが特徴的です。

甘い香りがしますが、クセのある重い濃厚な香りで、すがすがしい感じはしません。

このように枝の先端に固まって咲きますが、木によっては全体が真っ白になるほどに咲く場合もあります。


2020.05.24.撮影
2020.05.27.記述



2020年3月22日日曜日

三川合流:落ち穂拾い

昨日訪れた三川合流ですが、いくつか取りこぼしがありましたのでポストします。

*****
スイカズラのようです。冬越しの葉は先端部のみで、反り返ります。つる性の植物はそれほど数がないので、わかりやすいです。

中央から新芽が芽吹いています。

これはどうもアジサイのようです。園芸種ではないかな...と思います。同定は今後の観察に待ちたいです。


冬芽です。

幹はまっすぐです。上から下を眺めると以下の通り。太陽光を効率的に受けることができるように枝の生え具合は、お互いに重ならないようらせん状になっています。



これはイボタノキ。本来落葉樹ですが、団地では状緑化するとのこと。対生の葉、主脈のへこみ(表)、主脈の隆起(裏)、主脈沿いの毛(裏)など。植物園のイボタノキと同じような色と形で芽生えも始まっていました。以前撮影した枝は葉先が丸まっていたのですが、今回観察した部分は通常の葉が多かったです。林将之『樹木の葉』が参考になりました。家に一枝持って帰ったのですが、芽吹きが始まったためか、古い葉は青いまま一日で落葉してしまいました。


これはネズかと思いましたが、ヒマラヤスギのようです。

これに驚いた。アカメガシワのようです。パイオニアプランツとして、灌木はよく見ていますが、これほど大きくなるとは!




おどろ木に満ちた一日でした。

2020.03.20.撮影
2020.03.21.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...