(このブログエントリーを書いてから1年後に、この木がコミノネズミモチという木であることを知りました。ここに訂正しておきます。ですが、当時の私の理解を保存するために、内容自体は当時のままにしておきます。)
冬の間から「この木なんの木?」と不思議に思っていた木の正体がわかりました。イボタノキです。場所は三川合流。冬に訪れたときに、大概の広葉樹が落葉している時に、緑の葉をたたえている木が何本かありました。しかもその葉が薄い。本来ならば落葉していそうな薄く水気の多い葉が結構たくさん残っている木でした。葉は対生、丸みを帯びた小判型。いったい何の木だろうと、木をよく知った方に写真を送って尋ねると、おそらくイボタノキでは、ということでした。それを前提に、再度でかけて葉を採取し観察して、ほぼ確信していたのですが、開花に間に合って再訪することができ、確かめることができました。
そうと知って近所を歩くと、結構この木が植木、特に垣根として使われていることに気づきました。どの木を見ても、残念ながら木の名前の由来であるイボタロウ虫を発見することはできませんでした。今後の課題としたいと思います。
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花は一斉に咲くのではなくて、徐々に咲いてくるようです。
飛び出た2本の雄しべが特徴的です。
甘い香りがしますが、クセのある重い濃厚な香りで、すがすがしい感じはしません。
このように枝の先端に固まって咲きますが、木によっては全体が真っ白になるほどに咲く場合もあります。
2020.05.24.撮影
2020.05.27.記述
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