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2022年5月10日火曜日

柳の木の下で:Under the willow tree

ヤナギの木も桜と同様に気前よく樹液や新鮮な葉を提供してくれます。これもいつもの散策路にあるヤナギの木です。

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枝には二匹のムーアシロホシテントウが。これは5mmにも満たないようなテントウムシです。キイロテントウなどと同じく菌食性で、うどんこ病菌などを食べてくれる益虫です。


同じ木にカメノコテントウも。こちらは体長1cmを超える、日本最大のテントウムシの1つです。柳の木のヤナギハムシなどを捕食します。

これがヤナギハムシの幼虫です。虫嫌いの人は思わず引いてしまうかもしれません。

これがその成虫。体長は5ミリに満ちませんが、大変美しい甲虫です。

Photos 2022-05-07

2022年5月9日月曜日

散歩道から-コスカシバなど-:Under the cherry tree

散歩道の桜の木に色々と面白い虫がいて、小一時間ほど観察しました。桜などの落葉広葉樹は虫たちや鳥たちに鷹揚に木の葉を食料として提供してくれます。桜の木に依存する昆虫たちは、樹木を育てる側から見れば「害虫」になるのですが、これらの虫は野鳥たちの餌となります。古木大木ともなると、少々の葉を食べられても余裕で光合成を行える余力を、広葉樹の多くは持っているように思います。人間もこうありたいですね。

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この季節よく現れるジョウカイボンです。カミキリムシのようですが、肉食性の昆虫。名前は平清盛と関係あるとか。ググってみてください。

その葉裏に別の虫が。

コスカシバです。蛾ですが、身を守るために肉食性のフタオビドロバチに擬態していると考えられます。美しい虫だと思うのですが、梅やモモの果樹の害虫として、ネットを検索すると「駆除」のHow toばかりがヒットします。

桜の樹皮にはクサカゲロウも身を寄せていました。

ムネアカアワフキもそこここに。ちかづいても大人しくしていますが、我慢の限界を超えると、「ピチッ」と音を立てて跳躍します。

Photos 2022-05-07



2020年4月20日月曜日

人混みを避けて河原を歩く

昨日からの雨がやんで薄曇りの日、午前中の用事を済ませて午後から河川敷に散策に出かけました。外出自粛の要請で、商店も閉店しているところが多いせいか、遊歩道や公園など場所によっては通常の5~10倍以上の人出と感じます。ジョガーやサイクリストは相当のスピードで脇をすり抜けていて、危険を感じます。人混みを避けて河原に出ました。河原まで出る人は500メートルに2人程度、ここなら安心して観察できます。

日本の感染者の増加は9日間で倍増しており、数週間前のニューヨークを思わせます。安倍政権の外出「自粛」の要請は外出規制まで及んでおらず、また強制力がなく、実効性に欠けるように思われます。もっとも、その強制力のない外出規制が出ていないので、当方も出歩いているわけですが。

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早速ウグイスがお出迎え。全身を振るわせて鳴き、縄張りを守ります。

柳の木にカメノコテントウがいました。赤と黒のコントラストが美しく、つややかな光沢を持った、大型のテントウムシです。盛んに餌を探していました。



柳の木はすでに柳絮を飛ばしていました。柳絮とは白い綿毛のついた柳の種子のこと。女性の文才をたたえる言葉に「柳絮の才」という言葉があります。これはシダレヤナギです。花が咲いてからの実りはとても早い。


これはシロスジヒゲナガハナバチ。オスです。触覚が体長とほぼ同じ。メスは見かけませんでしたが、触覚が短く、腹を丸めて飛んで、とてもかわいいです。



2020.04.19.撮影
2020.04.20.記述




池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...