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2021年4月27日火曜日

郵便局の木

郵便局にタラヨウの花を求めましたが、雄花ばかり。それで御苑の近衛邸跡にあるタラヨの雌花を撮りに出かけました。

タラヨウはモチノキ科の樹木で、大きな厚い葉を持つ常緑樹です。葉裏に鉄筆(芯を出さないシャーペン、ボールペンなどでも)で字を書くと、その部分がすぐに黒変し、長く残る性質があります。かつては通信文を送るのに使われたとか。そのこともあって、一説には「葉書」という言葉の由来とも言われています。タラヨウを葉書にして宛先、用件を書き定形外郵便として送ることが可能です。

それで、タラヨウは「郵便局の木」という愛称で呼ばれたりします。

近くの神社にタラヨウがあり、花の季節なので写真を撮りに行ったところ雄花で、雌花がありませんでした。それで、同じ区内にある大きな郵便局(大きな郵便局のコーナーにはタラヨウが植えてあることが多い)にいきましたが、どちらとも雄木でした。

石清水八幡宮のある男山にはタラヨウが多いので、24日に遠征しましたが、山麓の雌木は花を付けていません。こうなるとどうしても雌花の写真が撮りたくなり、以前雌木を確認した京都御苑に向かいました。(ようやるわ!)

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幸いなことにこちらはちょうど満開。良い写真をたくさん撮ることができました。モチノキ科の樹木らしく、枝に鈴なりの状態で咲いています。咲き始めの頃から雌しべがぷっくりと膨れています。仮雄しべはありますが、受粉能力はありません。




こちらは自宅近くの神社で撮影した雄木の雄花です。雄花の中央にある雌しべは退化しています。


2021.04.22. & 26.撮影



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