ラベル 桂離宮 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 桂離宮 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年12月7日月曜日

桂離宮前中洲の植物

桂離宮前の中洲に植物調査のまねごとをしに入りました。意外なことに、この中洲には秋の終わりにもかかわらず、植物の状態が秋の初めを思わせるものもあります。夜の冷え込みが厳しくなっている今の時期、川の水が冷え込みを押さえてくれるのかもしれません。

*****


アメリカイヌホオズキのように思えますが...。

オオカワジシャ。

ヒレタゴボウ。

どこにヒレがあるのか、下の写真の葉の付け根から茎にわたって付いているヒレがその名の由来のようです。

ムラサキサギゴケのようです。

イヌガラシ。

これはこれは、オオイヌノフグリ。早々と咲いています。

ヒロハホウキギクのようですが...。

これはハキダメギク。

センナリホオズキでしょうか。ヒロハフウリンホオズキと同じ?違う?


これはセイヨウカラシナのロゼット。

クサネムのお疲れさん型。

その果実です。種子1つ分ごとにばらばらになって、水に浮かんで拡散します。

ノゲイトウがまだ赤味の残った状態でありました。

イヌタデもまだこの通り。

確認しそびれましたが、ダキバアレチハナガサ?

イヌビエ?

コセンダングサ。

これがよくわかりません。アワでも無し、ヒエでもなし。見たことはありませんが、コウリャンでしょうか。

全草です。

アカメヤナギのようです。

これはサンカクイ。

これがよくわかりません。オヒシバであることはわかるのですが...

、この変形(奇形?)部分は何なのでしょう。

陸に上がると夕日の中をガガイモの綿毛が飛んでいました。

2020.12.05.撮影
2020.12.06.記述



2019年10月20日日曜日

観察記録:桂離宮付近:秋の水辺の草花など

Many visit Katsura Rikyu, or Katsura Imperial Villa, but few pay attention to the Katura River that runs just nearby. When it was built in the early 17th century, the riverbed of the Katsura was about 6 m higher and the garden supplied its water from the river. But for the river, there was no beauty that Bruno Taut once admired so much. A stone lantern located at the west end of the current Katura Bridge reminds us of the day when it served its function as a lighthouse for the passing boats. The place was an important junction where Hachijo-dori, the 8th avenue, connects Saiin-kaido, or the main highway to the Japan Sea.

桂離宮を訪れる人は多いでしょうが、ほとりを流れる桂川に注意を向ける人はほとんどないでしょうね。その昔、桂川は今よりも6 mほど川底が高く、現在桂大橋の袂に立っている石灯籠が川を行く船の目印になったそうです。その頃は桂川の水を直接桂離宮に導くことができ、桂離宮を潤していたということです。つまり、桂離宮の美は、桂川に依っていたということになります。桂川は暴れ川でもあったため、桂離宮の主立った建物は、水害を避けるために高床式になっています。桂川は、その後何度となく治水のために浚渫され、現在の川底の高さになりました。

桂離宮を見渡すこの左岸には、水流が停滞してワンドとなった部分があり、様々な水辺の植物や昆虫、緩い流れを好む魚などが見られます。

*****

対岸より眺めた桂離宮です。この岸辺には3年ほど前からシャクチリソバの群生があり、年々その領域を拡張しています。

シャクチリソバに吸蜜するホシホウジャクです。




この季節咲く花は日々少なくなります。命をつなぐために必死に蜜を探し求める姿に心打たれます。

別な場所では、ナヨクサフジがこの季節にも花を付けていました。今年の春はこのあたりも一面に咲き誇っていましたが、秋には昨年より少なくなっています。厳冬期も花を付けることがあります。温暖化の影響で勢力を伸ばしているのかもしれません。

以前紹介したハゼランも美しく咲いています。午後3時頃から咲き始めるので「三時花」の異名があります。夕方にはしぼみます。

ハゼランは実もなかなかきれいです。

サクラタデとセンダングサ。

タデ科の植物の花は秋が盛りで、秋限定です。なかなか捨てがたい美しさがあります。

この花もわずかながら蜜を出すのでしょうか。アリが訪れています。

別な場所にはアメリカネナシカズラの大軍団がありました。これはその実の一部です。トータルでは莫大な量です。毎年勢力を増しています。
2019.10.17.撮影
2019.10.19.記述



















京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...