2019年10月25日金曜日

飼育記録:ホシホウジャクNo.1:蛹化の記録:虫に弱い人は閲覧注意

One week ago, Macroglossum pyrrhosticta, or burnt-spot hummingbird hawkmoth, which I had been breeding, pupated. The egg was laid on September 24, so I bred it for 22 days in total. It was my first experience and the larvae revealed a lot of secrets about its behavior, which I will put down on this blog later on.

卵から育てたホシホウジャクが、先日蛹化しました。冬が来る前に成虫になるといけないので、今は飼育容器を戸外に出しています。蛹化直前の様子から、蛹化後の様子までを時系列に並べました。

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9月24日に産卵したホシホウジャクの成熟した姿です。これは10月12日の撮影ですので、22日間育てたことになります。流線型が美しい幼虫です。2019.10.12.撮影

1日後、蛹になる場所を求めて降りてきました。朝所在なく動き回る姿です。オオスカシバと同じように、体色が茶色っぽくなっています。通常は地上に降り立つので、カモフラージュの意味があるのでしょうか。2019.10.13.撮影

夜にはすでに飼育箱の底とキッチンペーパーの間に薄い繭を作っていました。オオスカシバよりも目の粗い繭です。2019.10.13.撮影

翌日は丸一日ほとんど動かないでいました。徐々に皮膚が透明になってきています。2019.10.14.撮影

その翌日、10月15日に蛹化しました。頭の部分が丸くふくれているのが特徴です。長い口吻を収めているということです。2019.10.15.撮影

オオスカシバならば、丸1日で体色が濃い茶色になるのですが、ホシホウジャクは半透明なままです。これは蛹化から3日後の10月18日、うっすらと茶色を帯びています。体に不思議な模様があるのが見えます。まるでタトゥーのようです。2019.10.18.撮影

その翌日、9月19日です。その後体色はこれ以上濃くなりません。2019.09.19.撮影

容器を入れ替えるためにいったん取り出しました。不思議な模様がはっきり見えます。2019.10.21.撮影

背中側から見たところです。2019.10.21.撮影


腹側を見たところ。体の中心に黒い線が入っています。2019.10.21.撮影

 ボテボテに太っている感じで、きついベルトをしたら、おなかがムキッと出てしまったような感じです。触られると、太みじかいおなかを、「ムニッ、ムニッ」と言わせて左右に振ります。元気です。2019.10.21.撮影

この後、シュレッドしたキッチンペーパーに緩く包んで、小さめの飼育容器に入れ、戸外に出しておきました。時々様子は見ますが、約6ヶ月余りの眠りにつくことになります。羽化するのは5月に入ってからでしょう。その日を楽しみにしています。

2019.10.24.記述






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