2022年8月27日土曜日
保全花壇付近:Around the conservation garden
2022年7月21日木曜日
ウマノスズクサ:Aristolochia debilis
2022年5月24日火曜日
ジャコウアゲハ:ジャコウアゲハ (Byasa alcinous)
2021年8月15日日曜日
ジャコウアゲハとウマノスズクサ
2020年9月13日日曜日
ウマノスズクサ
ウマノスズクサは『京都府レッドデータブック2015』の準絶滅危惧種になっています。家の庭で、人からいただいた株を育てているのですが、ジャコウアゲハの旺盛な繁殖行為によって、ほとんど絶滅状態になっています。
それで、これを近くの堤防の法面に増やそうと、梅雨の時期にひこばえの移植を試みました。場所を変え、条件を変えて生育を見ていますが、どうやら、ウマノスズクサの生育条件がわかってきました。
1.まず、水はけの良いところ。法面の下の方は株が消滅しました。草の根が絡み合った、ふかふかの土で大丈夫です。
2.次に、陽光のよく当たるところ。直射日光は平気です。
3.最後に、草刈りがしばしば行われるところ。草刈りにめっぽう強いです。風通しの良い生育環境を好むようです。
最後の点は意外でした。それを確認して河川敷でウマノスズクサの繁茂している場所に注目すると、かなり頻繁な草刈りが行われていることがわかりました。ウマノスズクサはつる性の植物で他の植物に巻き付いて育ちますが、他の植物が繁茂して、陰になって蒸れると枯れてしまいます。
草刈りが入った後、先ず一番に伸びてくるのがウマノスズクサです。つる性ですが、茎がかなり固くてそれなりに自立もします。
ということで、来年に向けての移植の知識ができました。
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この日は自宅のウマノスズクサに4化目(?)の幼虫が発生したので、自生している場所に逃がしに来ました。というか、強制的な退去です。
ヤマトシジミのようです。雨上がりの羽根を乾かしていました。ちょっと珍しいポーズです。
2020年7月18日土曜日
ウマノスズクサ
上部西側。
上部東側。蔓が長く伸びています。
斜面中央下部手前。葉が若干黄色くなっているのが気になります。
斜面中央下部奥。これがもっともしっかりした株の1つ。
これは少し離れた場所に植えたもの。斜面西側下部。これもしっかりしています。
ウマノスズクサを観察しはじめた当初は、草刈りは入れない方が良いと思っていましたが、河川敷に草刈りが入ってまず最初に生えてくるのがウマノスズクサです。適切な時期の草刈りはむしろウマノスズクサに益するようです。ウマノスズクサはつる性の植物ですので、他の植物に巻き付いて伸びますから、支えになる他の植物は必ず必要です。しかし、それらの植物が高く繁茂するところでは日照が不足して生育が阻害されます。適切な時期の人為的な草刈りは、競合する他の植物の生育を適当に押さえてウマノスズクサの生育を助けると言っても良いでしょう。
株の移植を進めつつ、どのような草刈りを何時行えば最良なのか調べる必要があります。
2020年6月6日土曜日
ジャコウアゲハの蛹化
ここは国交省の管理下にあり、あと数日すると除草作業が入って、丸坊主になってしまいます。巨大な自走式の草刈り機で刈り取り、干し上げてパッカー車に積み込んで、最終的には焼却処分されるとのことです。
成長途中の幼虫もたくさんいますし、蛹化した個体も草わらの中にたくさんいるはずです。週末にかけて何とか数匹でも救出する作戦を立てねばなりません。それまでにできるだけたくさんの個体が草地を離れて蛹化する場所を確保するように願っています。人の手が加わる環境では、どのような場所で蛹化するかが命の分かれ目になってしまいます。
これも同じエノキの小枝に蛹化しています。
こちらはガードレールに場所を見つけました。これはおそらく除草作業の影響を受けないでしょう。
別個体です。これを見て思ったのですが、ジャコウアゲハのサナギは、夏に羽化する個体はこのように明るい茶色をしていますが、越冬する冬のサナギは暗い灰色に近い色になります。夏はこのように枯れ草にまぎれてカモフラージュする意味があるのではないでしょうか。
これは近くの住宅の壁で前蛹化した例。ここは安全です。住宅の主人が理解のある方であるという前提で。
この住宅には総計10匹ほどの個体が蛹化していました。
別な場所では、ウマノスズクサの花が咲いていました。
2020年4月27日月曜日
小さな庭で:ジャコウアゲハの産卵
一昨年ウマノスズクサの苗をもらった育て始めた頃はジャコウアゲハの来訪はほとんどなく、昨年はじめて卵が産み付けられて総計40匹ほど育て上げ、40匹ほど里子に出しました。今年の春はおそらく20匹ほどがこの庭で羽化したと考えられます。
アゲハに帰巣本能があるかどうかは知りませんが、これほど早く産卵をみたのははじめてです。ほぼ毎日ジャコウアゲハの飛翔を目にしますので、数が増えた分、来訪も増えているのかもしれません。
今日は庭で昨年末にひこばえを採取して養生しておいた苗を2株近くの堤防の法面に移植してきました。うまく育つといいのですが。
上掲の写真の葉裏です。
4個の「固め産み」です。まだ伸びきらない若い葉に。「これはないだろう!」と言いたいですね。母親がよほど産気づいていたのか...
地面を這うように伸びるイヌノフグリには、まだ多数の花が咲いていました。横合いに何食わぬ顔で咲いているのは、タチイヌノフグリ。だまされてはいけません。早速駆除しておきました。
いつの間にかカリンの実も大きくなってきました。今年は実のなりが少ない裏年のようです。
池端で
買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...