2022年5月24日火曜日

ジャコウアゲハ:ジャコウアゲハ (Byasa alcinous)

朝、愛犬の散歩のため、ピロティから自転車を引き出すときに、壁にきれいな甲虫を見つけました。カミキリムシに似ていますが、ちょっと違う。写真を撮り、後で調べると、どうやらアオカミキリモドキのようです。この種の虫は体内にカンタリジンという毒液を持ち、誤って甲虫の体液が皮膚に付くと、やけどに似た炎症が起きることからヤケドムシやデンキムシなどと呼ばれているようです。しかし、美しい。


午後河川敷のウマノスズクサを見に行きました。ウマノスズクサは『京都府レッドデータブック2015』では準絶滅危惧種です。昨年はジャコウアゲハの越冬個体が少なくて、幼虫も少ないだろうと予想していたのですが、案の定、1つの群落では3匹しか発見できませんでした。もう一つの群落では7匹確認しましたが、6月初めには河川敷の草刈りが入るので、これから蛹化、羽化する時間を考えると、ほぼ全滅しそうな予感がします。さて、どうするか。レスキューミッションを行うかどうか、考えます。


幼虫は大きいですが、まだ葉を食べています。蛹化直前の追い込み食事では、細い枝の薄い葉を避けて茎ばかり食べるので、蛹化にはもうしばらく日数がかかるかもしれません。

草刈りは例年6月初頭。この場所での蛹化はセイヨウカラシナの茎の上でのことが多く、セイヨウカラシナは草刈りの際にすべて刈り取られ処分されます。さてさて、どうするか。

Photo 2022-05-21

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