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2021年3月31日水曜日

嵯峨野

イヌコリヤナギのその後が気になって嵯峨野にプチ遠征しました。先日の投稿と日付が逆になりますが...

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じっくり観察したかったのですが、大変な強風下、細いヤナギの枝が風に翻弄されて思うに任せません。とりあえず風に吹かれる柳の写真だけ撮ってきました。なにやらよくわかりません。枝を折ってサンプルを取るのはあまり好きではないので、捲土重来を期しましょう。


これは別のヤナギ。種類はわかりませんが、迫力ある大木です。

この日はここに生きていた生きもの数匹の亡骸を見つけました。大地に帰って形を変え、よみがえりますように。合掌。

2021.03.25.撮影

2020年3月20日金曜日

柳の不思議

今日は風の強い日でした。以前から気になっていたヤナギの観察に出かけました。今河原では芽吹きはじめたヤナギの芽が柔らかい緑の霞のように広がっていて、実にきれいです。観察ではどうも柳の種類が4種ほどあるようですが、この区別がなかなか難しい。開花時期が同定時期と聞きましたので、出かけました。

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ネコヤナギの開花はほんわかしていて、かわいらしく、きれいですが、地味系のヤナギの開花にも、なかなか捨てがたい美しさがあることがわかりました。

これはその1つです。雄花の開花です。ネコヤナギのようなふさふさとした毛はありませんが、ほんのりと赤みの差した閉じた葯が、少し恥じらうようで、とても美しい。開いて現れた花粉の黄色みが コントラストになって、なかなかのものです。

別の角度から。

小枝についた花序です。

樹形としてはこのような形です。

丸みを帯びた雌花をたくさん付けた雌木がありました。

 超地味系ですが、地味なだけに造形の面白さが干渉できます。


樹形はこのような形。

今ひとつの柳です。これも雌木です。柱頭が変色しているので、花の咲き終わりのようです。

枝をたぐっていくと、先端に開花中の雌花が見えます。

少し引いた景色。

その樹形です。

2番目の柳はちょっと触ると枝がぽろぽろと折れて落ちていきました。どうも枯れ葉が落ちるように、枝を落としていくようです。これによって個体数を増やしているのでしょう。柳には雌木のみが国内に存在する木もあるそうですので、柳のしたたかな属色戦略かもしれません。

結局まともに名前がわかった柳の木はゼロでした。これもまた勉強です。

2020.03.19.撮影
2020.03.19.記述


2020年2月27日木曜日

冬芽の勉強:ヤナギ4種(あるいは3種)

ヤナギ科に属する種類は世界に1200種余りあると言われています。ここ京都にも自生しているヤナギの類が何種類かあるようですが、これまでしっかりと把握できていませんでした。冬芽を見てもなかなか判別が難しく、本格的には葉と花を観察する必要があるようです。

ヤナギと言えば、一般にはネコヤナギやシダレヤナギを思う人が多いようですが、これらは川縁にはむしろ少なく、マルバヤナギやオオタチヤナギのような高木になる種類が多いようです。また年を経ると樹皮が縦に割れてきて、老木には猛々しいような木肌を見せるものもあります。

もうすぐ葉と花の季節ですが、とりあえず予習として桜並木の先の湿地帯のヤナギを調べてきました。

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岸辺に最も近い位置に生えているヤナギです。枝が横に張っています。






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湿地の中程に生えているヤナギ。枝は上向きに伸びています。





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これはもっとも早く芽吹いているヤナギ。枝が赤みを帯びています。





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これは形からしてウンリュウヤナギのようです。




週に1回はチェックしていこうと思います。

2020.02.26.撮影
2020.02.26.記述




池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...