ラベル ニワトコ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ニワトコ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年3月27日日曜日

ニワトコの開花:Flowering of Japanese red-berried elder tree

河畔林のニワトコが開花しました。花は円錐型の集合果で一つ一つの花はきわめて小さく、初夏に赤い実をつけます。かつてイギリスにいたときには、この花の実を集めて草木染めの原料にしている人を見たことがあります。中国や日本では、この木の樹皮を煎じた液を、骨折した部位の湿布材として使った事から、「接骨木」の漢字が当てられています。

Elder trees in the riverside forest have flowered. The flowers are cone-shaped, each of which is extremely small, and bear red berries in early summer. When I was in England, I saw people collecting the fruits of these flowers to use as materials for herb-dyeing. In China and Japan, the Chinese characters for "bonesetting tree" are derived from the fact that a poultice made by boiling the bark of this tree was used for broken bone setting.

*****




Photos 2022-03-25

2022年1月7日金曜日

ニワトコの冬芽:Winter buds of Japanese red elder (Sambucus sieboldiana)

ニワトコの冬芽を観察しました。1月の初旬にして、ふくれあがる花芽の生命力に圧倒されます。花芽より細いものは葉芽でしょうね。葉痕も維管束が3本で可愛らしい顔の形をしています。逆三角形に並んだ3つの点を目と口と見なすのは、人間の本能的な習慣でしょうね。

I observed the winter buds of the Japanese elder tree, and I was overwhelmed by the vigor of the flower buds that were already growing in early January. The leaf buds are thinner than the flower buds. The leaf marks also have three vascular bundles in the shape of a cute face. It is an instinctive habit of human beings to regard the three dots arranged in an inverted triangle as eyes and mouth.

*****








Photos 2022-01-04





2021年3月3日水曜日

ニワトコの開花

 三川合流にニワトコの花が咲き始めていました。2月24日の様子です。現在は満開を過ぎているかもしれません。


*****

独特の色と形でニワトコの花とすぐにわかります。基本的に円錐形の花序です。

一つ一つの花の見分けが付かないくらいに密集しています。

これが開花直前の蕾。

手前の花序は開花直後です。

蕾が連なった状態ですが、このような弧状の枝もニワトコの特徴です。

 2020.02.24.

2018年3月26日月曜日

大原探訪

晴天の下、大原野里を訪れた。道の駅で地元の野菜など買い込み、昼食をとった後、高野川沿いに散策した。この川沿いの道からは、広い田園と山裾の民家が見渡せ、大原らしい景色が楽しめる。道の駅を訪れる人は多いが、道を歩いてみようとする人はほとんどいない。もったいない話である。

道ばたには、オオイヌノフグリ、ホトケノザが咲き乱れ、モンシロチョウやキタテハが舞っていた。キジの姿や声はなかったが、ヒバリが鳴き、遠くからはカワラヒワのキョロロ、キョロロという鳴き声がしきりに聞こえていた。

白菜畑(?)の畝はオオイヌノフグリのお花畑でした。2018.03.25撮影

川端に咲いていたのはニワトコの花のようです。この時期に葉も花も見えるからには、2月初旬には芽吹いていたのでしょうか。2018.03.25撮影


長い口吻が特徴のビロードツリアブがいました。枯れ草の上に陣取って、他の虫が来ると追い払ったいたようです。縄張り意識があるのでしょうか。複眼の間が離れているとメス、接近しているとオスだそうです。この個体はオスのようです。2018.03.25撮影

脇に生えていた、ずんぐりしているけれども形の良い木はメタセコイアのようです。芽吹きが始まっています。2018.03.25撮影

上空でひとしきり囀っていたヒバリが荒起こしの済んだ田んぼに降り立ちました。いつもながら冠羽を立てた姿は変顔です。2018.03.25撮影


by harusan


大原道の駅の親子どんぶりの鶏肉は歯ごたえがあり、噛むほどにうまみがしみ出てきます。

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...