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2021年7月30日金曜日

サルトリイバラのアオバハゴロモ

林縁にアオバハゴロモの成虫を見ました。蝋物質の綿毛があるので、幼虫は?と探したところ、2匹が見つかりました。そのうちの1匹は終齢幼虫直前のようです。これは初めて見ました。体が大きく、尾部から出ている蝋物質の綿毛も大きいです。成虫はサルトリイバラの托葉と葉柄部分そっくりで、擬態は見事です。

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アオバハゴロモです。サルトリイバラの托葉や葉柄に見間違えそうです。

蝋物質をたどると、やはり幼虫もいました。

成虫の正面顔です。

広くはカメムシの仲間です。セミもカメムシの仲間で、よく似ています。こちらの方が「より目」に見えて、若干とぼけているかもしれません。

若齢(と言っても三齢にはなっているでしょう)幼虫です。

終齢直前とおぼしき幼虫です。

尾部から出している蝋物質もかなりの量になります。

2021-07-29 撮影




2021年4月4日日曜日

サルトリイバラ無残

今日亀山公園で、残念なことがありました。昨年の秋から半年以上観察していたサルトリイバラが根本をバッサリ切られてたのです。ちょうど今日から花を開いたところだったのですが、私が見る直前に切られたようで、まだ葉が若干みずみずしかったです。とりあえずひと枝持ち帰って活けてあります。雑草雑木の類は駆除すべし、ということなのでしょうか。以前の紹介は、ここと、ここです。サルトリイバラはルリタテハの重要な食樹です。伐採せず、適当に剪定して森林の多様性を保ってほしいものです。

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家に持ち帰った枝の葉芽と花芽です。


雌花です。地味ですが、美しい。

2021.04.02.記述

2021年1月9日土曜日

冬芽の勉強:サルトリイバラ

嵐山を歩いて冬芽の勉強です。サルトリイバラの蔓が木から下がってきていたので観察してみました。茎に棘がありますが、バラ科ではなく、ユリ科シオデ属です。雌雄異株の植物です。ありふれていますが、それで油断しているのか、これまで花を見たことがないので、来年の課題にしておきます。つやつやした丸い葉は常緑樹を思わせますが、冬には落葉して蔓だけになります。地方によっては、緑の葉で餅やまんじゅうを包むこともあります。

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巻きひげも枯れて、蔓が木から垂れている蔓が多く、観察に適しています。

一見すると冬芽が見当たりませんが、実はこの古い葉の付け根の枯れた托葉に守られた形で付いています。

托葉を取ったところです。

まだ実が落ちずに残っていました。


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...