2021年7月30日金曜日

サルトリイバラのアオバハゴロモ

林縁にアオバハゴロモの成虫を見ました。蝋物質の綿毛があるので、幼虫は?と探したところ、2匹が見つかりました。そのうちの1匹は終齢幼虫直前のようです。これは初めて見ました。体が大きく、尾部から出ている蝋物質の綿毛も大きいです。成虫はサルトリイバラの托葉と葉柄部分そっくりで、擬態は見事です。

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アオバハゴロモです。サルトリイバラの托葉や葉柄に見間違えそうです。

蝋物質をたどると、やはり幼虫もいました。

成虫の正面顔です。

広くはカメムシの仲間です。セミもカメムシの仲間で、よく似ています。こちらの方が「より目」に見えて、若干とぼけているかもしれません。

若齢(と言っても三齢にはなっているでしょう)幼虫です。

終齢直前とおぼしき幼虫です。

尾部から出している蝋物質もかなりの量になります。

2021-07-29 撮影




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