2019年8月29日木曜日

貴船を歩く:昆虫と野鳥を見ながら

週半ばから天気が崩れるとの予報なので、スミナガシとスケバハゴロモを求めて貴船口から貴船神社まで歩きました。出発が遅くなり、貴船口に到着したのは午後2時半頃。谷間のこととて、すでに薄暗く、虫たちの姿を探すのは難しかったです。

求める虫たちのうち、スミナガシはタテハチョウ科に属し、幼虫はアワブキの葉などを食樹とする森林性の蝶です。花蜜や樹液などを吸うほかに、名前の優雅さとは裏腹に、動物の糞などに、おそらくミネラル類を求めて吸水(吸糞?)こともあります。

スケバハゴロモはカメムシ目に属し、焦げ茶色の縁取りのある羽が透明な虫です。カメムシの仲間なので、セミ、ヨコバイ、アワフキムシなどとよく似た顔をしています。不完全変態で、幼虫も成虫もクワなどの樹液を吸います。

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今回は残念ながらスミナガシは見当たりませんでしたが、スケバハゴロモは約20匹が群れるる場所を見つけて、ラッキーでした。

スケバハゴロモです。下を向くと縁取られた羽がハート型をしており、プロモートすると、爆発的な人気になるかもしれません。羽の開き方によりますが、後翅が人の顔(眉と眼)に見えます。恋人二人が顔を寄せているようにも見えます。

カラムシの葉柄に二匹が止まっています。

正面顔の拡大。セミとそっくりです。

 夕方の光を浴びて羽が虹色に輝いていたのですが、コントラストが低くて、うまく色に出ませんね。

アキアカネです。だいぶ色づいてきました。

キンモンガです。鮮やかな黄色と黒との虎柄が目立ちます。

河原にはカワガラスの姿が。

コアカソの茂みにはフクラスズメの幼虫が見えます。危険を感じると上半身をブンブンと左右に振って威嚇します。結構な迫力です。
2019.08.26.撮影
2019.08.26.記述





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