アゲハの場合、徘徊する直前の終齢幼虫は、下痢便をして一気に体内の残留物を排出しますが、オオスカシバはそのようなことはせず、通常に糞をしながらうろつきます。先に蛹化したもの(1号~3号)は、繭の中にさえ数粒の糞をしていました。
不思議なのは体色の変化です。食餌を止めた段階で体色が土色に変化し始めます。その後徘徊しているときがもっとも土色が濃い時期です。その後繭を作る段階になると、体色は再び緑がかってきます。土の上を徘徊するときに少しでも見つからないようにとの擬態でしょうか。
*****
枝上ですでに体色の変化が見られます。これが午前8時頃。
徘徊中。これが午前11時頃。
繭を作り始める頃には体色が再び緑色っぽくなります。これが午後10時頃。
今年はオオスカシバが周囲で余り見られません。こうして保護してリリースすることで、少しでも個数の増加につながると良いのですが。
2019.08.24.撮影
2019.08.24.記述
0 件のコメント:
コメントを投稿