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2022年6月2日木曜日

御苑散策:Strolling in the Imperial Garden

仕事の帰りに御苑を散策してきました。今日は昆虫がにぎやかでハッピーでした。野鳥はヒヨドリ、エナガの姿を見た程度です。

アラカシの生け垣に蝶が素早く舞っています。ムラサキツバメのようです。翅を閉じると地味ですが、開くと輝くような紫が美しい蝶です。産卵に来たようです。新芽にいくつか産卵行動を示した後、葉上に止まりました。目線の先には...

小枝に産み付けられた卵が見えます。その周りをアリが右往左往。卵の安全を確認しているかのようです。しばらくして納得したのか、飛び去りました。

ムラサキツバメはアリに世話されて育ちますが、卵の段階から、アリの攻撃を受けないような工作がなされているようです。アリたちはこの段階では卵に無関心。隣にいるアブラムシの一群の甘露を受け取るために霧中です。

卵はシジミチョウ特有の、ジオデシック構造のような網目模様を持っています。空気中の酸素を多く取り込む工夫でしょうか。

今日はこのほか、愉快に踊る尺取り虫や、ハゴロモの幼虫、カメノコハムシを見て楽しみました。

Photos 2022-06-01

2019年11月4日月曜日

観察記録:ムラサキツバメ

午前中の陽光が午後には厚い雲に遮られて、11月らしい肌寒い気温になりました。気温が下がると昆虫たちも活動を休止するのですが、自宅からすぐのアジサイの植え込みの周辺を飛び回る蝶がいました。葉に止まったところを見ると、ムラサキツバメです。

ムラサキツバメはシジミチョウの仲間に分類されますが、一般に小型のものが多いシジミチョウにしてはかなり大型の蝶で、成虫で越冬します。「ツバメ」の名前があるのは、ツバメの燕尾に似た尾状突起があるからです。南方系の蝶で、近年の温暖化に伴って北上しているという報告があります。マテバシイが食樹です。この付近にあるかどうか探してみたいと思います。

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冬に越冬する蝶に多いのですが、羽をたたむと枯れ葉と見間違うような模様をしています。羽の上で休んでいる間も、シジミチョウに特有の羽をスリスリとすりあわせるような行動をしています。


拡大すると、6本足であることが分かります。今年はタテハチョウの仲間の4本足を見慣れているので、脚の数が妙に多く、何か新鮮に感じます。


目が大きくてなかなか可愛いです。

結局羽を開いてくれませんでしたので、雌雄の判別は確実にはできませんでした。無事に冬を乗り越えてくれることを祈ります。

2019.11.03.撮影
2019.11.03.記述





池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...