2023年10月1日日曜日

例会余録

昨日は近くの谷筋に自然観察会を行いました。事前に4,5回下見をしていたおかげで、ずいぶんと詳しい案内ができて、参加者の皆さんに喜んでいただけたようです。

カゼクサの葉にクロコノマチョウの幼虫を見ました。


いわゆる「キティちゃん顔」のイモムシの1つで、昆虫好きの方々が大喜びでした。

これは入り口付近に生えていたカギカズラ。1,2,1,2と生えている鈎が大変面白く、この部分に生薬成分があって、釣藤鈎(チョウトウコウ)と呼ばれます。



もう一つ人気だったのが、このアケビコノハの幼虫。大きな目玉模様を可愛いと取るか、グロテスク、と取るか。

ヌルデミミフシは昨日枝から離れて、一部が破れかけていましたが、今日はさらに崩壊が進んで、ばらばらになりかけていました。イスノキの虫えいやエゴノネコアシのように、一部が開くのではなく、虫えい全体がもろくてぼろぼろと崩壊していくようです。すでに有翅型の成虫は飛び立った後のようです。

中に残っているのは無翅型のアブラムシでしょうか。

それを観察していて、ふと目を上げると、ナニやら怪しげな枯れ葉が目に付きました。触ってみると、ビンビンビンと中から振動が。アケビコノハの繭のようです。そっとしておきましょう。

2023-09-30

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