エゴノキの葉からオトシブミの揺籃がぶら下がっています。これはおそらくエゴツルクビオトシブミの揺籃だと思われます。
ネットをいろいろと調べてみると、オトシブミは春から初夏にかけては葉をJ字型に切って揺籃を作成し、揺籃は樹上に残します(「つり下げ型」)が、夏から秋にかけては、葉の両側から切り進んで揺籃を作り、揺籃を切り落として地上に落とす(切り落とし型)そうです。
そのような揺籃の生存率(成虫になる割合)は、常に後者の「切り落とし型」の方が多いということです。また、全体を通じて羽化率は約30%。多くの場合にタマゴバチ科の蜂に、卵の状態で寄生されて成虫にはならないそうです。厳しい現実ですね。
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揺籃の横に見えるのは、エゴノネコアシアブラムシによる虫えい、エゴノネコアシです。
2021-06-04 撮影
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