2019年12月29日日曜日

冬を生き抜く:カラスの知恵

カラスの貯食行動については以前書きました。先般亀山公園で柿の木に群れる野鳥を観察した際に、もう一つのカラスの知恵を知る機会に恵まれました。

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先般紹介したハシボソガラスです。へたをつついた後しばらく考えて...

 へたの付け根をくわえてひねり始めました。

ペンチのようなくちばしでしばらくひねると、へたが枝から外れましたので...

両足でしっかり挟んで固定し、徹底的こそげています。

拡大します。

さらに拡大。

別のへたも同じように処理しています。こちらは結構食べ応えがあったようです。

樹下を見ると、柿のへたがあちこちに散らばっています。カラスはほかの野鳥と比べると体が巨大です。おとなしくしていてはこれだけの体を養えません。機転を利かせ、知恵を絞り、器用さを生かして冬を生き抜くのでしょうね。

2019.12.25.撮影
2019.12.28.記述





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