2019年9月14日土曜日

飼育記録:オオスカシバ:幼虫の個体差

敷地内のクチナシからオオスカシバをレスキューして、現在9匹を飼育中です。これだけの数になると、食べるクチナシの葉の量も半端でなく、15センチほどの若枝6本程度は1日で丸裸にします。食糧の確保が大変なのですが、幸いなことに近くの堤防沿いに幅広くクチナシの植え込みがあり、ほぼ2日に1度は餌の確保に出かけています。

これだけの数を育てていると、オオスカシバの個体差に気づくようになりました。性格的に異なる個体がいるのはもちろんですが、幼虫の体側の模様にかなりのバリエーションがあります。以下に代表的な模様の幼虫の写真を掲示します。特にコメントはしませんので、推測してみてください。他の蝶や蛾の幼虫ではこのようなバリエーションには気づきませんでした。

*****
一番上のタイプが最も多いようです。




いかがでしょうか。同じオオスカシバのように見えますが、やはり遺伝子の多様性があり、模様はそれを反映しているのでしょうか。

2019.09.13.撮影
2019.09.13.記述



0 件のコメント:

コメントを投稿

東公園:いきもの観察

今年の秋の公園生け垣の剪定は、不思議なことに側面のみを剪定し、上面は剪定なしでした。このままだと来春の芽吹き以降シュートが伸びて、春の剪定が大変になると思われますが、自然観察には、生き物の生育環境がある程度保全されて、いい加減な剪定はありがたいです。 アラカシの葉陰にオオカマキリ...