蛹はツマグロヒョウモンと似ていますが、半透明の殻を通して内部が透けて見え、全体にかかるパールのような乳白色が印象的です。また背中の刺の部分はすべて金色がかっており、実に美しいです。糞の巣に隠れた刺だらけの幼虫からは想像できない姿です。
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ヨモギの葉陰に隠れるようにして蛹化したヒメアカタテハの蛹です。
半透明の殻を通して、蛹の内部を見ることができます。触角、眼などが確認できます。また、胸から腹にかけての突起は金色を帯びて美しく光っています。
これが幼虫です。卵から育てて、終齢幼虫になっています。明日か明後日には蛹化するでしょう。
このような巣を張って、終日中で暮らしています。巣にはしばしば糞が積もって、すぐれたカモフラージュの役割を果たしているようです。
これが頭の部分。ツマグロヒョウモンより長い刺と毛が生えていますが。刺すこともなく無害です。
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一方で羽化が遅れていたツマグロヒョウモンの一匹が死んだようです。蛹の殻の中で体が縮んでいます。
こちらはツマグロヒョウモンの最後の終齢幼虫です。40匹余りをレスキューした最後の一匹です。餌の確保が大変でした。5対ほどある眼が確認できます。幼虫は世界をどのように捕らえているのでしょうか。
2019.09.12.撮影
2019.09.12.記述
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