2020年4月9日木曜日

カイガラムシとキレンジャク+ヒレンジャク

先日キレンジャクを観察した桜並木に再度出かけました。先般見つけたタマカタカイガラムシは、まだアリの活動が不活発なのか、排出した蜜が大量にたまり、かつここ数日の強風で、蜜が水分を飛ばされて、いよいよねっとりして、まるで水飴のように体から垂れ下がっていました。そのカイガラムシをお目当てにキレンジャクがまだ10羽ほど。よく見るとヒレンジャクも2羽混じった混群でした。

*****
したたり落ちそうな甘露です。

鳥でなくともなめてみたくなります。濃厚な甘みがありました。蜂蜜のようなえぐみはありません。
  
 
このように枝に鈴なりです。

キレンジャクの食事風景です。




 今日はこの中にヒレンジャクが混じっていました。お尻から失礼します。

ヒレンジャクには、キレンジャクに見られる、次列風切羽の先端の蝋状の突起物はありません。それと上記の写真のように尾羽の先端が赤いのが特徴です。

後ろ姿です。

用心深くてなかなか全身を洗わしてくれません。キレンジャクと一緒にいますが、少し距離を開けています。つかず離れずという感じで混じり合っています。

 尾羽の緋色の先端部です。

今年はレンジャクの観察を堪能しました。無事に繁殖地に渡って、再び姿を見せてくれることを願いつつ見送りましょう。

2020.04.08.撮影
2020.04.08.記述



0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...