2020年4月28日火曜日

キレンジャクとカイガラムシ

先の投稿にレンジャクがくわえたカイガラムシ(タマカタカイガラムシ)から何か粉のようなものがこぼれている、と書きましたが、その正体がわかりました。どうやら卵のようです。

その観察の顛末を以下に。

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これがその写真です。

 拡大します。粉というよりは、砂という感じです。

カイガラムシを見つけてきました。選択のポイントは、体に付いた蜜が乾いていること。あきらかに生命活動を終了しています。


一部を割ってみました。中に卵?あるいは繭?のようなものが見えます。

 拡大します。

これが取れた殻。糖分が乾いてこびりついているようです。

 これが中からこぼれ落ちたもの。形は楕円体です。

顕微鏡を取り出してみることにしました。砂糖でまぶされているのですが...

 水滴を落とすと表面張力で逃げますが、砂糖が少し落ちて、正体が見えてきました。どうやら卵のようです。

玉ひものように連続したものもあります。調べてみると、カイガラムシのメスは移動することがほとんどできず、羽根を持ったオスが訪れて受精します。その後カイガラムシのメスは卵を抱えたまま死にます。すると、その体内にあった卵が孵化して、幼生として這い出してくるそうです。息絶えても固い殻で大事な卵を守る、やはりこれは母の愛でしょうね。

キレンジャクは、長旅を前にして、甘いカイガラムシを食べることで体力を養います。一方で、カイガラムシは食べられることで子孫をより遠くより広く拡散させているのかもしれません。企業で言えばWin-Winの関係というのでしょうが、生態系の中では命のつながりと呼んだ方が良いでしょうね。また一つ新たな発見がありました。


2020.04.23 & 25.撮影
2020.04.25.記述



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