2020年2月25日火曜日

松尾谷へ:冬芽の勉強

朝から良い天気で、しばらく行っていない松尾谷に出かけました。主目的は冬芽の勉強ですが、植物園と異なり、名前のタグがついていないので、なかなか難しいところがあります。

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山道の入り口付近に生えていたアラカシです。日当たりが良いので、勢いがあります。

どうもエノキタケのようです。

これはソヨゴ?

カヤでしょうか?

これはコクサギ。わかってうれしい。




道脇に怪しげな物体が...

注意深く見ると、どうもマムシグサの果実のお疲れさん形のようです。それにしてもグロい。

入り口付近にあった樹木ですが、余りに高木で枝から同定できません。樹皮の様子から、おそらくムクノキだろうと推測。

ヤマアイの花が早くも咲いていました。




こちらはヌルデ。


オオイヌノフグリ。

オランダミミナグサです。

こちらはウシハコベ。

オランダミミナグサの拡大です。華中が5裂し、雄しべは10本あります。

軸には軟毛が。

こちらはハコベ。花柱は3裂。雄しべの数はⅠから6本とされます。花柱が5裂するのはウシハコベ。




こちらはタネツケバナ。

どうもミチタネツケバナのようです。1990年代に侵入してきた外来種。

ヤエムグラ。成長開始です。

道脇の蜘蛛の巣と枯れ葉の塊の中は、昆虫たちにとって格好の冬宿。ツヤアオカメムシのようです。5匹ほどが連れもって冬眠中。


谷筋はまだ肌寒いですが、春の息吹が感じられました。

2020.02.24.撮影
2020..02.24.記述


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