クルミの木(オニグルミ)にクルミマルハバチという、蜂の幼虫を観察しました。真っ白なロウ質の物質を体から出して身を隠しています。顔をアップにすると、結構可愛くて、ネットでは「癒やし系」の昆虫として注目されているようです。
クルミマルハバチの幼虫 2019.05.25撮影
ハバチという虫の存在を知ったのは昨年のことでした。初夏に自宅にあるツツジ、特に霧島系の丸い葉に大量発生した芋虫が、どうも周囲を飛び回るハエのような昆虫の幼虫らしいということで調べたところ、これが、ツツジの葉を食草とするルリチュウレンジという蜂の幼虫であることが分かりました。
その後、盛夏になり、堤防の自転車道脇に生えたセンニンソウの開花を楽しみにしていたところ、これをワシワシ食べる芋虫が大発生して、調べるとこれがキイロハバチという蜂の仲間でした。センニンソウは、かつてくみ取り式のトイレにウジ虫が湧かないようにと、その枝を入れた、また、「馬食わず」等とも言われる猛毒の草ですが、これを食べる虫がいることにびっくり。
今年の春には、アケビの新芽をこれもワシワシ食べる芋虫が大発生。調べてみると、これはアケビコンボウハバチという蜂だそうです。コンボウというのは、「棍棒」のことで、親の蜂の触角が棍棒のような形をしているからだとか...。
とにかく蜂と言えば、蜂の巣を作り集団生活を営む昆虫と思っていたので、まるで蝶や蛾のように、青い葉を食べる蜂がいることに、感心するやら驚くやらです。生命の多様性に感心します。
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