子供の頃秋の山に入って、パカッと口を開けたアケビを探してよく食べました。栽培された果物とは異なり、甘いと言ってもほどほどで、若干渋みがありますし、何よりも種が多くて食べる部分が少ない。口の中に種をたくさん入れて、舌と歯で種から甘い部分をこそぎ落としながら、一粒一粒食べては種をプッと飛ばしていました。口の中が空っぽになるにはずいぶん時間がかかりましたが、美味しいものを大切に食べる訓練にはなったかもしれません。
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柔らかな春の夕日が透き通った新芽の葉を照らします。枝に近い花が雌花で、先端部分の花が雄花です。通常花序に雌花は少なく、たくさんの雄花がつきます。
2020.03.24.撮影
2020.03.24.記述
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