2020年1月28日火曜日

冬のスズメたち

昨日の陽気から一転して、今日は厳しい寒波が到来しました。関東地方では今夜は降雪の予報です。この冬はこれまで暖冬が続いて、スズメたちも日中に大きな集団で群れることはなかったのですが、寒波のせいか今日は近所のスズメたちが30羽以上の群れになって、群舞していました。

この季節にスズメたちが群れるのは、餌を見つけやすくするため、外的に襲われにくくするため、春からの繁殖に備えて伴侶を求めるため、などが考えられますが、詳しいことはよくわかっていないようです。猛禽類を除いて他の鳥たちも冬は群れがちです。

そのスズメたちの様子を2年前の冬に記録した画像がありますので、ポストしておきます。


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場所は巨椋池。向島の駅から入りました。当日は北風が強い日で、時々みぞれも混じる天候で、およそ鳥見にはふさわしくない日でした。帰ろうかとも思ったのですが、スズメの大集団がいたので、少し観察しました。

農家の小屋の陰の木立に鈴なりになっています。

冬のスズメは、保温のために羽毛を立てて丸くなる「ふくらすずめ」で、とてもかわいく見えますが、実は小さな体で寒さを生き抜く工夫です。

小屋の屋根瓦の陰にも隠れています。

頭だけが見えていて、かわいいです。

時々一斉に地上に降りてきます。

 

田んぼでしばらく餌を探すと、今度は一斉に舞い上がって梢に戻ります。その間約20秒ほど。

何枚かの写真に、二番穂をくわえているスズメガ写っていました。これも...

これも...

 そしてこれも。

田んぼへ...

梢へ...

 田んぼへ...

梢へ...

これを幾度となく繰り返していました。先般琵琶湖畔でも同じ風景を目にしました。二番穂は小鳥が冬を生き抜くために、貴重な餌となるようです。


2018.02.11.撮影
2020.01.27.記述



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