堤防など日当たりの良い場所に生えているイノコヅチは、正確にはヒナタイノコヅチといい、比較的日陰に生えるものはヒカゲイノコヅチで、両者の違いは、小花の咲き方、小花のつく密度、葉や茎に生えている毛の密度、かぎ状の苞の下にある付属物の大きさ、などにあります。比較はまた別の機会にして、今回は紹介のみで。
ヒカゲイノコヅチです。小花が一斉に伸びていくところに、もっとも特徴があるように、私は思います。
小花の拡大です。
さらに拡大します。目立ちませんが、5花弁花で、雄しべが5本、雌しべが1本です。
同じ地区に生えているヌスビトハギです。在来種です。京都御苑には地区によって、ヌスビトハギが優勢な地区と、圧倒的にアレチヌスビトハギが優勢な地区があります。
ヌスビトハギの花です。ごくごく小さな花で、派手さもないので、未だに納得のできる写真が撮れていません。
拡大します。
特定の葉に抜け殻の密度が高いことから、蝉の幼虫の登攀行動が推測できます。
蜘蛛の巣にカマキリの幼虫の抜け殻が、引っかかっていました。種類は調べていませんが、後肢に黒い模様があるのが特徴です。
抜け殻でも前肢の鎌は鋭いです。
朽ち木にムラサキホコリの子実体を認めました。
枯れて折れた枝そっくりのツマキシャチホコです。緑の葉に止まっていて分かりました。見事な擬態です。
アキアカネもあざやかな色に染まってきています。
2019.08.10.撮影
2019.08.10.記述
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