2019年12月10日火曜日

種子を広める:ひっつき虫追加1点

ひっつき虫を追加します。イノコズチです。イノコズチには日のよく当たる道端に生えるヒナタイノコズチと、林の日陰に生える日陰イノコズチがありますが、これは後者の方。たくさん生えているところに足を突っ込むと、ちょっと悲惨な目に遭います。

マクロ撮影は新規に導入したXYステージを使って撮影しました。0.01ミリ単位のピント調整ができるので撮影がとても楽になりました。

*****

ヒカゲイノコズチの花序です。花は開花後花序に密着します。刺は種子の表面に下に向かって生えています。刺は元々花の小苞でした。

拡大します。

さらに拡大。それぞれの種子に2本の刺が生えているのが分かります。

さらに拡大。

 刺には逆刺がないので、衣服に刺さっても抜きやすいことは抜きやすいです。

2019.12.09.撮影
2019.12.09.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...