2019年12月26日木曜日

嵐山亀山公園:柿の木の恵み

昨日よりも少し遠出して、嵐山地区にある亀山公園に行きました。紅葉の頃はごった返すような人出でしたが、観光客が少なくなってきて、ようやくゆっくりと自然との一体感を楽しむことができるようになっています。公園内に何本か柿の木があり、カキが熟する頃は野鳥たちの格好のえさ場になっていました。柿の実がもうすっかり食べ尽くされた頃ですので、柿木に来る野鳥を期待していなかったのですが、うれしい驚きがありました。

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エナガの一群が訪れました。エナガは日本ではキクイタダキについで体重の軽い小鳥で、平均体重は8グラム、1円玉8個ほどの重さです。

身の軽いエナガは柿のへたにぶら下がり、わずかに残った実をついばんでいます。

拡大します。この大きさですと、わずかな残り物でも結構な食べ応えがあるのではないでしょうか。

エナガのくちばしは、日本の小鳥のなかではもっとも短く、それ故にかわいく見えます。群れで移動し、木の実から蜘蛛や昆虫まで植物性のものも動物性の者も食べます。樹上性の鳥で、地上に降り立ったのは見たことがありません。

メジロも様子をうかがいに来ました。

小鳥たちがいなくなるとハシボソガラスが訪れました。ハシブトガラスよりは小柄ですが、それでも小鳥たちと比べると巨大です。

拡大します。エナガとは比較にならない大きなくちばしで、柿のへたをつつきます。

残り物がこんなに人気だとは知りませんでした。甘くおいしく、カロリーの高い食料なのでしょうね。

2019.12.25.撮影
2019.12.25.記述


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