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「春の山は笑う」と言いますが、ヤマザクラだけが山を飾る花ではありません。京都の西山では、緑が濃くなる前に山が沸騰するように黄色くなります。その主役がこれ。常緑広葉樹のシイの木の仲間です。照葉樹林帯を作る木々で、日本の山は放置しておくと、この種の樹木の極相林になります。
これはツブラジイの花。新芽が黄金色というか、茶色がかった緑色で、沸騰した泡のように見えます。
房のように垂れ下がっているのが雄花。
拡大します。
そしてこれが雌花。目立ちませんが、雄花が咲いている枝の下部にあります。数は多くありません。
拡大します。
町中での観察。これはハクウンボク。見事に咲いていました。エゴノキのなかまで、このブログでも何度か紹介しています。鹿王院の門前の民家に咲いています。
テイカカズラも蕾を膨らませてきています。咲いた花の花びらにひねりがありますので、中央に針金を通して正面から息を吹きかけると、風車のようにくるくると回ります。
2020.05.07.撮影
2020.05.10.記述
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