2020年10月12日月曜日

セスジスズメの羽化

 10月8日に2頭、10月9日に1頭のセスジスズメが羽化しました。この3頭は、知人から預けられたものです。黒い体に金色の丸模様が体側に沿って並んでいる、おそらく3齢(?)幼虫だったのですが、ワシワシとヤブガラシを食べて終齢になり(付近にヤブガラシがたくさんあって良かった)、サナギになったのが、9月の20日頃。越冬するか羽化するか、屋内で保管すれば羽化、屋外ならば越冬と考えて、屋外に置いたのですが、羽化しました。

昨日8日は曇りの天候の中飛び去っていきました。今日9日は、折からの台風接近で冷たい雨が降っています。よりによってこんな日に...とは思いますが、これも自らの選択です。しばらくプランターの花の中で心の準備をして、旅立ってもらいましょう。

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昨日羽化した1頭目です。セスジスズメをじっくり見るのは初めてです。目の大きさと腹部先端が細いのに驚きました。体の割に小さな羽で、大変精悍な感じがします。羽を小刻みに震わせています。


これがもう1頭のセスジスズメ。まだ羽が開ききっていませんでした。この羽が乾くと、下の写真のようになります。

こちらが本日羽化した最後の1頭です。3頭ともに寄生虫にやられることもなく無事に成虫になりました。これから交尾して卵を産むとなると、サナギにまで成長するのが大変でしょうが、これからの季節は寄生蜂なども少なくなりますので、食草さえ十分にあれば、生存率は高まると思われます。Goog luck!

2020.10.09.撮影
2020.10.11.記述





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