2020年10月6日火曜日

植物園の水生植物など

 久しぶりに府立植物園を訪れました。8月は暑くて、9月は残暑と忙しさで行く機会がなく、気づけば年間パスポートが9月30日で期限切れ。惜しいことをしました。訪問のメモです。

植物園会館前のサークルに水生植物が展示されていてなかなか面白かったです。しかし、水生植物の多くがレッドデータブックにリストされているという事態は重く受け取らねばなりません。

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ガガブタです。『京都府レッドデータブック2015』では絶滅寸前種となっています。ミツガシワ科の植物です。


ミズアオイです。これも同じく絶滅寸前種。

シロネです。これはレッドデータブックには掲載がありませんが、かなり数を減らしています。

これはイボクサ。昔はどこにでもあった水田雑草の一つです。雄しべの先端にある葯がハート型をしているということで、観察のための虫眼鏡が置いてありました。

拡大すると...

これですね。

アサザです。コウホネなどと異なり、薄い花弁が軽やかです。京都府では絶滅危惧種。

ヒツジグサです。京都府では絶滅危惧種。スイレン科の植物で、普通のをぐんと小型化した感じです。暗い水面とのコントラストが大変美しい。

こちらはカンガレイ。

こちらはサンカクイ。京都府では要注目種。

コガマです。京都府では絶滅危惧種。よく似たヒメガマやガマはよく見かけるのですが、これは初めて見ました。雄花の花序が取れてしまったのでしょうか。ソーセージのような果実(雌花群)はガマやヒメガマに比べると小さくて、大きさや色が本物のソーセージそっくり。

これはヘラオモダカ。

ヒレタゴボウ。果実の形が面白い。以前にも見たことがあるのですが、花がこれほど繊細だったとは、記憶にありませんでした。

マルシレア・ムチカ。オーストリア原産の水草です。四つ葉のクローバに似ていて、睡蓮鉢やミニビオトープに人気です。

これはヒロハマコモ。どうやら桂川に生えているのはこれのようです。下に写真を載せたマコモは、背丈も低く、葉の幅も細いです。ヒロハマコモには、マコモタケについての言及もありました。


マツカサススキ。京都府では絶滅危惧種。

手前がウキヤガラ。準絶滅危惧種。後ろがヒロハマコモではない方のマコモです。

昔はどこにでも生えていた水田雑草などが、狭い水盤に入れられて、絶滅危惧種のラベルを貼られるような事態に愕然とします。稲作が機械化され、土に触らずに農業ができる時代には、農業に従事する人たちにとっても、人に自然との関わりを求めることは大変難しく感じられることでしょう。土や草木に触れて生きることの大切さを伝えねばなりません。

2020.10.03.撮影
2020.10.05.記述




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