京都市内にはヤドリギがとても少ないです。理由はよくわかりません。京都市内の緑はほとんどが寺社仏閣や御苑御陵などで、手入れが行き届き、手入れの過程で庭師がヤドリギを伐採してしまうからだと思っているのですが、どうでしょうか。宇治市には多く見ます。
先年は伏見区で、伏見港の宇治川脈流沿いに生えていた立派なヤドリギを京都府土木事務所が、地元からの苦情(「エノキが枯れる」「寄生植物でみっともない」など)で皆伐して、新聞沙汰になりました(2019年6月初旬)。ヤドリギは『京都府レッドデータブック2015』で絶滅危惧種扱いですが、土木事務所がそれを全く知らなかったということです。典型的な縦割り行政の弊害ですね。
そのヤドリギを、世界遺産でもある、とある寺院の境内で発見しました。節の数からすると5年目くらいの株で、目線の高さにあって観察しやすく、今後も継続して観察を続けたいと思いますが、保護するためにはどのようにしたら良いのか、方策を考えてみます。
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蕾です。形状からすると、雌花のようですが、どうでしょうか。
根元から双葉のような葉が伸びていますが、何なのでしょう。
2021.03.03.撮影
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