ケヤキ、エノキ、アキニレ、ムクノキは身近にごく普通にある木ですが、その花の姿はほとんど記憶にない人が多いのではないでしょうか。花と言ってもごく地味な色、ごく小さい、そしてごく短期間しか咲かない、の「三極」それに咲いている高さがとても高い高所であること、などなどです。それで、昨年の秋のアキニレ以来、意識して花を探すようにしてきました。これまでにアキニレ、エノキ、ケヤキを確認、最後のムクノキについては、雄花はあちこちにあるのですが、雌花がない。
そこで目星を付けておいた自宅近くの樹齢40年ほどのムクノキ(この木は大木ですが近年強剪定されて、人の目線に側枝が伸びてきています)を今日調べたところ、雌花に出会えました。
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まずは雄花です。当年枝の基部にたくさん咲いています。
5本のしべを持った地味な花です。
幾つかを拡大。さすまたのような2裂した柱頭を持ち、花粉を捉えやすいように表面に毛がびっしりと生えています。
2021.04.23.撮影
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