倒木に形の綺麗なコキララタケが生えていました。このキノコの周囲の、オレンジ状のおがくず状のものは、実は菌糸のマットで、「オゾニウム」と呼ばれます。この中から子実体としてコキララタケが生えてきます。通常菌糸マットは土中や木材の中など人目に触れにくいところで形成されるのですが、このキノコはその点独特です。
名前の由来は、表面に大きな白い鱗片があり、この鱗片が雲母(きらら)に見える(?)ところからだそうです。この鱗片は、一見硬いようですが、粉末が固まって笠の上に載っているだけなので、触れるとボロボロとこぼれます。その点でも不思議なきのこです。
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2021-07-01 撮影
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