2021年7月19日月曜日

アシナガモモブトスカシバ:捲土重来

再度アシナガモモブトスカシバポイントへ出かけてきました。この日は一時に4匹も飛ぶことがあり、たっぷりと観察することができました。ISO感度を上げ、シャッター速度を1000分の1以上にして、できるだけ絞り込むのが良いようです。動画も撮影できて、満足できる観察となりました。

気づいたのは、同じオオスカシバや、類似種のホシホウジャクなどと比べると、飛翔能力が若干劣る、つまり、動きが若干緩慢に見えます。また、しばらく飛ぶとクズの葉表などで休憩することが多いのも面白い習性です。このとき、太い後ろ足を放り出してぺったりと止まるので、少し離れたところから見ると、鳥の糞が葉に落ちているようにしか見えません。ひょっとしたら、奇妙な太い足は、この擬態のためにあるのかもしれません。

*****







2021-07-18 撮影

0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...