2022年9月28日水曜日

アオスジアゲハ:Graphium sarpedon

アオスジアゲハの幼虫を譲っていただきました。以前から育ててみたいと思っていた幼虫ですが、なかなか入手できずにいたので、大変嬉しいです。終齢3頭、若齢1頭の計4頭。眼状紋の間隔がひろく、何かとぼけた顔に見えます。日中あまり動かずに葉の上でじっとしているのも、おとぼけ顔にふさわしい。可愛いです。

幼虫が大きいなと思っていたら、早々に1頭が蛹化しました。そして本日もう一頭が前蛹になるための移動をはじめました。この前蛹化の前の幼虫は、適当な場所を探してせわしく移動しますが、のんびりしていたアオスジアゲハもこの例に漏れず、信じがたい速度で動きます。

右が終齢幼虫、左が前蛹化前の幼虫です。色が薄くなっています。一般に前蛹化の前には、それまで体内にあった食物(食樹食草の葉など)を一気に排出してしまいます。いわば「下痢便」が前蛹化の兆候です。

手を放すと少しも大人しくせず、せかせかと動き回ります。


移動距離を測ってみました。約20秒で16cm移動します。秒速0.8cm。1分で移動する距離は48cm。1時間で28m80cm。一晩8時間歩くとすると、230m40cm。なかなか侮れません。時々飼育ケースから幼虫がエスケープすることがありますが、家中の家捜しがひつようですね。もちろん、幼虫の持つエネルギーの量の問題もありますが...。

Photos 2022-09-27


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