2022年11月23日水曜日

カワラハハコ:Anaphalis margaritacea subsp. yedoensis

先月愛知川でカワラハハコを観察しましたが、時間が限られていたのと、カワラハハコをよく理解していなかったため、雄株雌株の区別がつかないままでした。それで本日再挑戦。種子の採取もかねて出かけました。カワラハハコはほとんど花期を終えていました。どの花殻も似ていますが、よく見ると、キク科らしく冠羽を持った花殻とそうでないものがあるようです。わずかに残っている花を頼りに、雄株と雌株の区別を付けていくと、徐々に冠羽のあるものとないものが見えてきました。冠羽のない雄株の花殻は小さくしおれた感じですが、冠羽を広げる雌株の花殻は、種子が飛散するまでは、こんもりとした冠羽のおかげで大ぶりに見えます。

雄しべが突き出る雄花です。

コレも雄花。

こちら雌花。雌しべの柱頭が束になって突き出ています。


こちら雌花の種子、冠羽付き。

こちら雄花の花殻。しょぼんとして何か淋しそうです。

それでは、クイズです。こちらは雄花、それとも雌花?...もちろん雌花ですね。

種子の撒布の準備ができた雌株です。

Photos 2022-11-22

0 件のコメント:

コメントを投稿

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...