この蝶は卵から育てましたが、育ててわかったことがいろいろあります。その第一は、蛹の美しさです。南方に生息するオオゴマダラが金色の蛹を作ると聞いていて、是非見たいものだと思っていましたが、このヒメアカタテハの蛹の美しさは、オオゴマダラのものより派手さが抑えられ、薄衣をまとったような上品な金色で、えもいわれぬ気品があります。ぜひもう一度育ててみたい蝶です。
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羽化したヒメアカタテハです。夜半に羽化したもので、朝にはすでに羽根がしっかり乾いており、この直後逃げ回って困りました。
もう一個体のヒメアカタテハです。最初のものよりも黄金色が際立っているようで、実に美しいです。これも2,3日中には羽化するでしょう。ヨモギを食べて、糞だらけの巣に籠もって、よくもこんなに美しい蛹が作れるものだと思います。
2019.09.18.撮影
2019.09.21.記述
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