2月11日に巨椋池で撮った写真を調べていて、スズメがとても大きな群れを作っているのに感心しました。冬はこのように大群を作ることで、捕食者から身を守っているようです。小魚や小鳥たちは大きな群れることで捕食者から身を守ることが知られています。絵本のスイミーの世界です。カワラヒワやヒヨドリなど、繁殖期にはつがいになったり比較的独立した生活を営む鳥たちも冬にはよく群れます。
2月のこの日は、水路を挟んで水田と水路端の桜の木の間約20mを、ほぼ1分ごとに往復する大きな群れに遭遇しました。群れは規則的にこの2点間を往復しており、我々が近づくことに驚いて飛び立つわけでもありません。写真を拡大するとその理由がわかります。皆さんにはわかりますか?
田んぼに向かうスズメたちです。
その部分を拡大しました。
田んぼから飛び立って桜の木に向かうスズメたちです。
稲の二番穂のようです。
一連の写真を比較すると、右から左に、つまり桜の木から水田へ飛ぶときには口には何も加えていませんが、左から右に飛ぶときにはほぼすべてのスズメが口に稲籾(いなもみ)を加えているのがわかります。水田には短いながらも稲の二番穂が一面に実っていました。
二番穂は一番穂に比べて実りが悪く、収穫されることはありませんが、野鳥たちにとっては、冬の間のとても大切な食料となっていることが推察できます。この日は私たちが去るまで、幾度となく田んぼと桜の木の間を往復していました。
今日は一日雨。来年度の準備を進めました。
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