2018年3月9日金曜日

シナノキ

京田辺市の同志社キャンパス内にシナノキが植樹されているのを見つけた。この木の樹皮からは丈夫な繊維が取れ、古代布の一種シナ布が織られた。麻、苧麻、クズなどと共に、古代日本では重要な繊維を産する植物であった。私が子供の頃、田舎では、秋の終わりに、薪作りに山の雑木を伐採した際、細長く伸びるこの木を切ってたわめて雑木の束をくくる縄代わりに使った。生木のうちは樹皮がしなやかで丈夫で、縄のように柔軟だが、いったん乾くと硬化し、
堅固な箍のように雑木をまとめて離さない、そのような使われ方をした。今はそのような利用法も忘れ去られようとしているのだろう。

もうかれこれ30年は経っているだろうか。

シナノキの説明がある。勉強になる。

 樹皮は結構荒い。

春を待ちかねてつぼみが膨らんでいた。

by harusan




0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...