巣立ち間もない子ツバメたちは、道路に跳ね回る小さなバッタの類を追いかけて、道路を走っています。ツバメは飛翔中に虫を捕らえるのが常で、走って捕らえることはまずありません。とにかくおなかが減っているのでしょうか。自分でも捕まえることのできる虫たちに大喜びの様子で、子ツバメたちの可愛い姿に見とれました。
そのうちの1羽が、走り疲れたのか、歩道脇で一休みしています。望遠レンズで覗くと、嘴の端の黄色味こそありませんが、胸の赤味もまだ十分にない若鳥です。しかし、羽はきちんと生えそろい、ツヤツヤして雨水が水玉になって転がり、脂分の乗りも十分なようです。こちらを右目、左目で順番に見たあと、さっと飛び立っていきました。
約1ヶ月後には「ねぐら入り」で、大集団を形成し、その後遠い南の国へ帰っていきます。この小さな鳥の気力と体力に、脱帽です。
右目で、
左目で、
まあ、害はないか、と品定めされたようです。
2019.07.12撮影
2019.07.14記述
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