2019年7月21日日曜日

西山を歩く(その3)

前回に続いて、西山での観察で見たものをメモしておきます。

キカラスウリの花です。前夜咲いたものでしょう。通常のカラスウリは赤い色の実をならしますが、キカラスウリは黄色の実をならし、何年も生きて、直径7,8センチの、ツタのような太い茎を持つようになります。ただし、ツタと異なり、木を締め付けるように絡みつくことはありません。カラスウリが一年生なのに対して、キカラスウリは多年生。葉も厚めでつやがあり、ずいぶんたくましい感じがします。

花が終わると、雌花の方は実がふくれてきます。

蜂が吸蜜していたのはノブドウですが...

同じノブドウでも、こちらはキレハノブドウのようです。

ハンノキの類です。

これはクロガネモチ。雌雄異株で、これは雄株です。昨年シンジュサンの幼虫がいたと、案内の方にうかがいました。

そしてこれが雌株。秋になると実が鮮やかな赤色に色づきます。

ハゼノキが実を付けていました。

少しひしゃげたような実は、脂肪分たっぷりで、古来和ろうそくの原料の木蝋を取った木です。野鳥たちにとっては、食物が不足する冬期に高カロリーの食べものとして人気です。
2019.07.16撮影
2019.07.19記述



0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...