2019年7月22日月曜日

ジャコウアゲハ(その6)食事風景

しばらく記述していなかったジャコウアゲハですが、6月23日に産卵を確認して以降、ほぼ毎日観察を続けていました。6月30日に一齢幼虫を確認、その後寄生蜂に卵のいくつかをやられる事態にも陥りましたが、総計約25匹が無事に孵化し、順調に育っています。

途中で7匹を近所の家に里子に出して、この写真を撮った段階では、18匹をカウントしています。

いつの間にか五齢幼虫が増えています。この大きさになると、固い軸も何のその、シャキシャキと食べ進みます。

薄い葉を食べる速度は相当なものです。

食べるとしばらく小休止。

目が覚めるととまた食べ始めます。

体の後ろ半分にかなり複雑な模様があります。


怒るとプチッと出す角が可愛いです。

ジャコウアゲハの幼虫で困ったことの一つはこれ。食事のマナーがきわめて悪い。葉っぱは付け根から、蔓は途中から食べて平気ですので、ずいぶん無駄が出ます。昨年アケビコノハを飼ったときには、蔓の先から付け根まで、細かい葉を一枚一枚残さずに食べてくれて、感激しました。アケビコノハはテーブルマナーの優等生です。

と言っても、一心不乱に食べる姿を見ると、許してしまいます。上から...

下へと食べ進みます。

拡大します。上から...

下へ。
2019.07.15撮影
2019.07.19記述



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