2019年7月24日水曜日

ジャコウアゲハ(その8)蛹化確認

17日にアジサイの葉裏で前蛹を確認したジャコウアゲハの個体は、翌日18日には蛹化しました。蛹化とは、前蛹状態の幼虫が、幼虫の皮を脱いで蛹の形になることです。

ジャコウアゲハが確実に羽化できるように、何匹かの五齢幼虫を家に入れて、飼育箱で保護することにしました。18日にまず7匹を保護して観察しました。すると、その夜のうちに1匹が前蛹化し、19日に4匹が前蛹化しました。

18日に前蛹化したものは、19日の朝には蛹化して蛹の姿になっていました。これを第1号と名付けましょう。ジャコウアゲハの蛹は実に複雑な形をしています。何に擬態しているのでしょうか。

19日の朝に前蛹化を確認した個体は19日の夜に蛹化しました。脱皮直後で体が柔らかく、まだ幼虫のように丸まっています。

30分ほどすると体が反っくり返り、腰の部分が横に張って、完成形の蛹の形になりました。これを第2号にしましょう。


 奥に見える前蛹が第3号。

手前が第4号。

桜の小枝で蛹化したこれが第5号。今後の展開が楽しみです。

 抜け殻の皮がありましたので、撮影しておきます。これが表側です。オレンジ色に見えるものは角のようです。

裏側です。手足のように見えるものは、体を覆っていた角状の突起の一部です。
2019.07.19撮影
2019.07.19記述



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