2019年8月17日土曜日

台風が連れてきたお客様:ゴマダラチョウ

昨日に続いて今日も珍客の訪問がありました。今度はゴマダラチョウの幼虫です。玄関脇の壁にしがみついていました。これからいよいよ風速も増すときでしたので、とりあえず保護して飼育容器に入れてあります。現物は初めて見ました。

エノキが食草のはずですが、クチナシしかなかったので、とりあえずクチナシの上に。

蝶や蛾の仲間で、このような角のある幼虫を「猫顔」「キティーちゃん」と詠んだりしますが、この幼虫は「キティーちゃんと呼ぶにはちょっと耳が長いようで...すが、結構可愛いです。

エノキを取ってきて乗せてみました。くすんだ緑の体色と、エノキの色は実に良く似ています。

少し離れただけで見えなくなりそうです。見事なカモフラージュですね。

体を伏せると角は枝にしか見えません。

この角と模様、

背中の突起、

腹部にある微細な突起

そしてこの二股に分かれたおしりで、ゴマダラチョウと判断しました。

保護するかリリースするかは、天候や幼虫の体調によって決めましょう。

2019.08.15.撮影
2019.08.15.記述



0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...