今年も8月の暑い中、親蝶が訪れて産卵する姿を見ました。先般刈り払い機によって刈られた場所の様子を見に行ったところ、案の定スミレもかなり刈り込まれて、彷徨する幼虫が多数見られました。中にはコンクリートの通路に這い出したり(行き着く先は自転車置き場)、U字溝に落ちておぼれそうなものもあり...
ということで、レスキューして飼育することになり、またまた下宿人が増えました。とりあえず終齢幼虫とおぼしき個体を6匹、2つの飼育器に入れて育てることにしました。そのうち2匹はすでに前蛹になっています。芝生には大小含めてまだ5匹ほどがいますが、どうしたものか。近くの安全な場所にはスミレの群生が見当たらないので、どうしようかと思案しています。
メモ:現在、ゴマダラチョウ:蛹1、オオスカシバ:蛹2、終齢幼虫2、ツマグロヒョウモン:前蛹2、終齢幼虫4、ヒメアカタテハ1齢幼虫1(たぶん、小さくて発見困難)、ジャコウアゲハ蛹2、を飼育中。
*****
レスキュー第一号です。よほど空腹だったのでしょう。飼育器を準備している間、ちょっとテーブルの上に置いたらもうスミレの葉にかぶりついていました。
体から生えている肉角は、鋭いセンサーの役割を果たし、雑草の中をスミレを求めて歩く際に、体を守ってくれると思われます。体色は、ちょっと見は毒々しいですが、体を守るための配色でしょう。触ってもなでても、全く人畜無害です。スミレにとっては問題児ですが...。
日中は芝生に逆さまに止まって休んでいることも多いです。これは三齢幼虫でしょうか。
終齢幼虫が芝生の中をさまよっていました。ツマグロヒョウモンは、他の蝶の幼虫と比べると、歩くスピードがきわめて速く、これもスミレを求めて歩くノマド的な暮らしの必要からのことと思います。
この個体も逆さまになって休んでいます。
以上、2019.08.31.撮影
本日前蛹化した個体です。これが第1号。
これが第2号です。飼育器の蓋をいじくったので、 ちょっと緊張して実を丸めています。
ツマグロヒョウモンは、蛹の一部が金色に輝いて、とても美しいです。蛹化が楽しみです。
2019.09.01.撮影
2019.09.01.記述
0 件のコメント:
コメントを投稿