2019年9月5日木曜日

観察記録:植物園に落雷

午後から植物園に出かけたのですが、突然に突風を伴うすさまじい雷雨に襲われました。幸いに催し会場で希少植物展を見ている時でしたので、ずぶ濡れになることは避けられましたが、1時間ほど休憩室の建物から出ることができませんでした。

その間、温室前のクヌギの巨木に落雷があり、直径1mはあろうかと思う巨木が一瞬のうちに爆破したように裂けました。雨上がりに通りかかって気づきました。半径20mほどには樹皮などの破片が散乱していました。私が2人目の目撃者だったようです。しばらくして園長さんも駆けつけて感心したように眺めていました。

静電気とはいえ、それにしてもすさまじい破壊力です。雷雨の際には、大木の下で雨宿りしないように、という古人の教えは本当だな、と改めて感じた次第です。

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雨上がり直後の写真です。樹上に止まっているのはトビです。早速テリを張り来たのでしょうか。

クヌギの巨木の全体像です。上部は破裂したように、下部まで見事に皮がむけています。大きな枝が根元に散乱しています。
 電流が通った道筋の皮がはがれているようです。

上部は破裂したようになり、真っ二つに割れています。

割れは根元にまで達しています。

近づいて見上げたところです。

周囲半径20mほどには、折れた大枝小枝、ばらばらになった大小の木片や樹皮片が散乱していました。木片には茶色の心材が見えていることから、内部から破裂したようです。すさまじい破壊力です。人間の力をはるかに凌駕する自然の力です。
2019.09.04.撮影
2019.09.04.記述



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